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SRE初心者ガイド - 未経験者でもわかる、Site Reliability Engineeringの基本解説

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Tasuke Hub管理人

東証プライム市場上場企業エンジニア

情報系修士卒業後、大手IT企業にてフルスタックエンジニアとして活躍。 Webアプリケーション開発からクラウドインフラ構築まで幅広い技術に精通し、 複数のプロジェクトでリードエンジニアを担当。 技術ブログやオープンソースへの貢献を通じて、日本のIT技術コミュニティに積極的に関わっている。

🎓情報系修士🏢東証プライム上場企業💻フルスタックエンジニア📝技術ブログ執筆者

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2025/05/09: 記事の内容を大幅に見直しました。

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SRE初心者ガイド - 未経験者でもわかる、Site Reliability Engineeringの基本解説

SREとは?Googleが生み出した信頼性エンジニアリングの基本概念

SRE(Site Reliability Engineering)とは、2003年にGoogleで誕生した、システムの信頼性を確保するためのエンジニアリング手法です。「システムの安定稼働はエンジニアリングの問題である」という考え方に基づき、従来の運用(オペレーション)の多くをソフトウェアエンジニアリングの手法で自動化する取り組みです。

SREの生みの親であるGoogleのベンジャミン・トレイノー・スローは、「希望は戦略ではない」という名言を残しています。これは、単に障害が起きないことを「希望」するのではなく、科学的・工学的なアプローチで信頼性を「構築」すべきという考え方を象徴しています。

SREの基本的な役割は以下の通りです:

  1. 信頼性の向上: システムが安定して稼働し続けるための設計・実装・運用
  2. スケーラビリティの確保: 負荷の増大に対応できるシステム構築
  3. 自動化の推進: 手動作業を排除し、再現性・効率性を高める
  4. 障害対応の迅速化: 迅速に問題を検知・解析・解決するプロセスの確立

SREの特徴的な考え方として「エラーバジェット」があります。これは「100%の信頼性は現実的でなく、またコスト効率も悪い」という前提に立ち、許容できる障害の範囲(バジェット)を設定し、その範囲内であれば新機能の開発を優先させるという概念です。

// エラーバジェットの考え方(擬似コード)
if (error_budget_remaining > 0) {
  // 新機能の開発を優先
  prioritize(new_features);
} else {
  // 信頼性の向上を優先
  prioritize(reliability_improvements);
}

このように、SREはシステムの運用を科学的・定量的に捉え、信頼性とイノベーションのバランスを取りながら、持続可能なサービス運営を実現する手法なのです。初心者の方にとっては、「高度なエンジニアリングによる運用の自動化と効率化」と捉えるとわかりやすいでしょう。

SREとDevOpsの違い - 初心者にもわかる役割と責任の解説

SREとDevOpsは、いずれもIT業界で注目されている概念ですが、その位置づけや焦点には違いがあります。混同されがちなこの2つの概念の違いを明確にすることで、SREへの理解を深めましょう。

「DevOpsとSREは、Googleの元CTOが言ったように『SREはDevOpsの具体的な実装方法の一つである』と考えると理解しやすい」と言われています。つまり、DevOpsが理念や文化を表すのに対し、SREはより具体的な実践手法と捉えることができます。

以下に主な違いをまとめました:

観点 DevOps SRE
性質 文化・哲学的なアプローチ 具体的な実践・職種
焦点 開発と運用の連携強化 システムの信頼性確保
由来 業界全体で発展した概念 Google発祥の具体的手法
測定 定性的な評価が多い 定量的・数値的な評価
担当者 チーム全体(役割の共有) 専門エンジニア(職種)

DevOpsエンジニアの業務は、開発と運用のギャップを埋めることを意識した幅広い活動を含みます:

# DevOpsエンジニアが扱うようなCI/CDパイプラインの例
git push origin main  # コードのプッシュ
# ↓ 自動トリガー
tests_run()  # 自動テスト実行
build_app()  # アプリケーションのビルド
deploy_to_staging()  # ステージング環境へのデプロイ
# ↓ 承認プロセス
deploy_to_production()  # 本番環境へのデプロイ

一方、SREは具体的かつ定量的な指標に基づいて信頼性を向上させる役割を担います:

# SREが行うような可用性監視の例
def calculate_availability(total_requests, failed_requests):
    return (total_requests - failed_requests) / total_requests * 100

# 目標SLO: 99.9%
target_slo = 99.9
actual_availability = calculate_availability(1000000, 500)  # 例: 99.95%

if actual_availability < target_slo:
    alert("SLO違反: 可用性が目標を下回っています")
    implement_reliability_improvements()

簡単に言えば、DevOpsが「開発と運用の協力によって価値を素早く提供する」という文化や考え方を重視するのに対し、SREは「エンジニアリングによって運用問題を解決し、システムの信頼性を向上させる」という実践手法に重点を置いています。両者は対立概念ではなく、むしろ補完し合う関係にあると考えるとよいでしょう。

SREに必要なスキルセット - 未経験からのキャリアパス構築法

SREの道に進むためには、幅広い技術スキルと特定のマインドセットが必要です。「すべてを知る必要はないが、何も知らないわけにもいかない」というSREの格言のように、深さと広さのバランスが重要です。

未経験からSREを目指す方のために、必要なスキルセットとキャリアパス構築の方法をご紹介します。

必須の技術スキル

  1. システム管理の基礎知識

    • Linux/UNIXシステムの深い理解
    • ネットワーク基礎(TCP/IP、HTTP、DNSなど)
    • クラウドインフラ(AWS、GCP、Azureなど)
  2. プログラミングスキル

    • 少なくとも1つの言語に精通(Python、Go、JavaScriptなど)
    • スクリプティング(Bash、Powershellなど)
    • バージョン管理(Git)
  3. 自動化とツール

    • IaC(Infrastructure as Code): Terraform、Ansible、CloudFormationなど
    • CI/CD: Jenkins、GitHub Actions、CircleCIなど
    • コンテナ技術: Docker、Kubernetes
  4. モニタリングと分析

    • 監視ツール: Prometheus、Grafana、Datadog、New Relicなど
    • ログ管理: ELK Stack、Loki、Splunkなど
    • データ分析と可視化
# 典型的なSREの監視設定(Prometheusの例)
# prometheus.yml
scrape_configs:
  - job_name: 'web_service'
    scrape_interval: 10s
    static_configs:
      - targets: ['web1:9090', 'web2:9090', 'web3:9090']
  
  - job_name: 'database'
    scrape_interval: 30s
    static_configs:
      - targets: ['db1:9090', 'db2:9090']

重要なソフトスキル

SREには技術スキルだけでなく、以下のソフトスキルも不可欠です:

  1. 分析的思考能力: 複雑な問題を分解して解決する能力
  2. コミュニケーション能力: 技術的な内容を非技術者にも伝える能力
  3. 冷静さ: 障害発生時にプレッシャーの下でも冷静に対応できる能力
  4. 継続的学習への意欲: 常に新しい技術やベストプラクティスを学ぶ姿勢

キャリアパス構築のステップ

未経験からSREへのキャリアパスは以下のようなステップで構築できます:

  1. 基礎固め(0-1年目):

    • Linux基礎、ネットワーク基礎を学ぶ
    • プログラミング言語(PythonかGo)の習得
    • クラウドの基本概念(AWSやGCPの基礎)を理解
  2. 実践力養成(1-3年目):

    • インフラエンジニアやサーバーエンジニアとしての実務経験
    • CI/CD、コンテナ化、自動化ツールの活用
    • 小規模な監視システムの構築と運用
  3. SREとしてのスタート(3-5年目):

    • システム設計や運用の効率化・自動化プロジェクトへの参加
    • トラブルシューティングスキルの向上
    • SREの概念やベストプラクティスを実践に取り入れる

「技術の山に登るには、まず足元の岩場をしっかり固めること」というエンジニアの格言があります。SREの道も同様で、基礎から着実に積み上げることが成功への鍵です。長期的な視点を持ちながら、日々の学習と実践を大切にしていきましょう。

具体的なSREの業務内容 - 実際の仕事と日常業務の例

SREとしての業務内容は多岐にわたりますが、「人間がすべきことと機械に任せるべきことを適切に分離する」という原則に基づいています。実際のSREの日常業務と、具体的な業務内容を見ていきましょう。

SREの日常

SREの典型的な1日はこのような流れで進みます:

  1. 朝のチェックイン(9:00-9:30)

    • システムダッシュボードの確認
    • 前日からの継続課題のレビュー
    • チームとの短いミーティング
  2. 通常業務(9:30-12:00)

    • 自動化スクリプトの開発・改善
    • インフラ構成の最適化
    • パフォーマンス分析と改善提案
  3. 昼食・情報収集(12:00-13:00)

    • 業界の最新動向チェック
    • 技術記事の閲覧・学習
  4. プロジェクト作業(13:00-16:00)

    • 長期的な信頼性向上プロジェクト
    • 監視システムの改善
    • 開発チームとの協業
  5. オンコール対応(随時)

    • アラートへの対応
    • インシデント調査・解決
    • ポストモーテム(障害報告書)の作成

「SREの仕事の50%はエンジニアリング作業、残りの50%はオペレーション作業であるべき」というGoogleの原則に従い、運用とエンジニアリングのバランスを取ることが重視されています。

具体的な業務例

  1. インフラストラクチャの自動化

インフラ構成をコード化(Infrastructure as Code)することで、一貫性と再現性を確保します。

# Terraformによるインフラ構成の例
resource "aws_instance" "web_server" {
  count         = 3
  ami           = "ami-0c55b159cbfafe1f0"
  instance_type = "t2.micro"
  
  tags = {
    Name = "web-server-${count.index}"
    Environment = "production"
  }
  
  user_data = <<-EOF
              #!/bin/bash
              echo "Hello, World" > index.html
              nohup python -m SimpleHTTPServer 80 &
              EOF
}
  1. 障害対応プロセスの改善

インシデント発生時の対応を標準化し、効率的に問題解決できる仕組みを構築します。

# インシデント対応プレイブックの例
title: Webサービス応答遅延対応
severity: P2 (重要)
steps:
  - name: 初期診断
    actions:
      - ロードバランサーのメトリクスを確認
      - バックエンドサーバーのCPU/メモリ使用率を確認
      
  - name: スケーリング確認
    actions:
      - 自動スケーリングが正常に機能しているか確認
      - 必要に応じて手動でスケールアウト
      
  - name: データベース確認
    actions:
      - スロークエリログを確認
      - コネクション数とキャッシュヒット率を確認
  1. パフォーマンス最適化

システムのボトルネックを特定し、パフォーマンスを継続的に改善します。

# パフォーマンス分析コマンド例
# CPU使用率の高いプロセスを特定
top -b -n 1 | head -n 20

# メモリ使用状況の確認
free -m

# ディスクI/O状況の確認
iostat -x 1 5

# ネットワーク接続状況の確認
netstat -tunapl
  1. 開発チームとの連携

新機能のリリース前に、信頼性の観点からレビューを実施します。

# 信頼性レビューチェックリスト
- [ ] 負荷テストは実施されているか
- [ ] 障害発生時のフォールバック機構はあるか
- [ ] 適切なロギングと監視は組み込まれているか
- [ ] リソース制限は適切に設定されているか
- [ ] スケーリング要件は明確になっているか
  1. トイル(単調な手作業)の削減

繰り返し行われる手作業を特定し、自動化を進めることでチームの負担を軽減します。

「あなたの時間は貴重です。繰り返し2回以上行うことがあれば、3回目は自動化しましょう」という格言がSREには存在します。これはトイル削減の重要性を示しています。

このように、SREの業務は単なるシステム監視や障害対応だけでなく、エンジニアリングの力で運用の効率化と信頼性の向上を図る多様な活動を含んでいます。未経験者にとっては幅広い業務内容に圧倒されるかもしれませんが、基礎を固めながら徐々に経験を積むことで、充実したSREキャリアを構築できるでしょう。

SREの主要指標とツール - SLI/SLO/SLAとモニタリングの基本

SREの世界では、システムの信頼性を客観的かつ定量的に測定・管理するための指標とツールが重要です。「測定できないものは改善できない」というピーター・ドラッカーの名言のように、明確な指標なしに信頼性を向上させることはできません。

ここでは、SREの基本となる3つの指標(SLI/SLO/SLA)と、代表的なモニタリングツールについて解説します。

SREの3大指標:SLI、SLO、SLA

  1. SLI (Service Level Indicator: サービスレベル指標)

    • サービスの健全性や性能を測定する具体的な指標
    • 例:応答時間、エラー率、スループット(処理量)
  2. SLO (Service Level Objective: サービスレベル目標)

    • SLIに対して設定する目標値
    • 例:「月間99.9%の可用性を確保する」「応答時間が300ms以下である割合を95%以上にする」
  3. SLA (Service Level Agreement: サービスレベル合意)

    • ユーザーに約束するサービスレベルの契約
    • SLOよりも若干緩い基準で設定され、違反時には賠償などの責任が発生する場合も
    • 例:「月間99.5%の可用性を保証、違反時は月額利用料の10%を返金」

以下はSLIとSLOの関係を示す例です:

# SLIの計算とSLOの評価例
import time
from datetime import datetime, timedelta

# SLI計測:応答時間(ミリ秒)
def measure_response_time(api_endpoint):
    start_time = time.time()
    # APIリクエスト処理
    response = api_request(api_endpoint)
    end_time = time.time()
    
    return (end_time - start_time) * 1000  # ミリ秒に変換

# SLI計測:成功率
def calculate_success_rate(total_requests, failed_requests):
    return ((total_requests - failed_requests) / total_requests) * 100

# SLOの評価
def evaluate_slo(current_value, target_value, slo_type):
    if slo_type == "maximum":  # 例:応答時間は300ms以下であること
        return current_value <= target_value
    elif slo_type == "minimum":  # 例:成功率は99.9%以上であること
        return current_value >= target_value
    else:
        raise ValueError("Unknown SLO type")

主要なモニタリングツール

SREが使用する代表的なモニタリングツールとその特徴を紹介します:

  1. Prometheus + Grafana

    • オープンソースの時系列データベースとビジュアライゼーションツール
    • 多彩なアラート機能とダッシュボードカスタマイズが強み
    • Kubernetesとの親和性が高い
  2. Datadog

    • SaaS型の統合監視プラットフォーム
    • インフラ、アプリケーション、ログを一元管理
    • 直感的なUIとAI機能による異常検知
  3. New Relic

    • アプリケーションパフォーマンス監視に強み
    • エンドユーザー体験の可視化
    • 分散トレーシング機能が充実
  4. Elasticsearch + Kibana (ELK Stack)

    • 大量のログデータの収集と分析に最適
    • 柔軟な検索機能
    • リアルタイムなデータ処理が可能
# Prometheusのアラートルール設定例
groups:
- name: availability-alerts
  rules:
  - alert: HighErrorRate
    expr: sum(rate(http_requests_total{status=~"5.."}[5m])) / sum(rate(http_requests_total[5m])) > 0.01
    for: 5m
    labels:
      severity: critical
    annotations:
      summary: "High HTTP Error Rate"
      description: "Error rate exceeds 1% (current value: {{ $value | humanizePercentage }})"

SREのモニタリング実践ポイント

SREとして効果的なモニタリングを行うためのポイントをいくつか紹介します:

  1. 「ユーザーから見た」指標を重視する

    • ただサーバーが稼働しているだけでなく、実際にユーザーがサービスを利用できているかを測定
    • 例:バックエンドのCPU使用率よりも、ユーザーの実際の応答時間の方が重要
  2. ブラックボックス監視とホワイトボックス監視を組み合わせる

    • ブラックボックス:外部からの状態確認(例:Webサイトへのpingなど)
    • ホワイトボックス:内部の詳細な状態把握(例:DBのクエリ実行時間など)
  3. アラートは「対応が必要なもの」に限定する

    • 対応不要なアラートが多いと「アラート疲れ」が発生し、重要なアラートを見落とすリスクが高まる
    • 「この時間に確認すれば良い情報」と「すぐに対応すべきアラート」を分離する

「静かな夜間こそ、良い監視システムの証」という格言がSREにはあります。これは、適切な監視とアラート設定により、不要な夜間対応が減り、チームの持続可能性が高まることを意味しています。

これらの指標とツールを理解し適切に活用することで、SREはシステムの信頼性を客観的に測定し、継続的に改善することができます。初心者の方は、まずはPrometheusとGrafanaのような基本的なツールから始めて、徐々に知識と経験を広げていくことをおすすめします。

未経験からSREを目指すための具体的なステップと学習リソース

未経験からSREを目指すのは、技術的な幅広さと深さを考えると簡単なことではありません。しかし、「千里の道も一歩から」という言葉通り、適切なステップを踏み、質の高い学習リソースを活用することで、SREへの道を着実に進むことができます。

以下に、未経験者がSREを目指すための具体的なステップとおすすめの学習リソースを紹介します。

SREになるための具体的なステップ

  1. 基礎技術の習得(3-6ヶ月)

    • Linuxの基本コマンドとシステム管理を学ぶ
    • ネットワークの基礎(TCP/IP、HTTP、DNSなど)を理解する
    • プログラミング言語(Python、Go)の基礎を習得する
  2. インフラ運用の経験を積む(6-12ヶ月)

    • インフラエンジニアとしての経験を積む
    • クラウドサービス(AWS、GCP、Azure)の基本を学ぶ
    • 小規模なシステムの監視と運用を経験する
  3. 自動化とDevOpsスキルの強化(6-12ヶ月)

    • Terraform、Ansibleなどのツールを学ぶ
    • CI/CDパイプラインの構築と運用を経験する
    • Docker、Kubernetesによるコンテナ管理を習得する
  4. SRE特有の概念と実践の習得(3-6ヶ月)

    • SLI/SLO/SLAの設定と運用方法を学ぶ
    • モニタリングとアラートの設計を実践する
    • インシデント対応とポストモーテムのプロセスを理解する
  5. 実践的なプロジェクトへの参加

    • オープンソースプロジェクトへの貢献
    • 個人プロジェクトでの実践(自動化スクリプト、監視システムの構築など)
    • チームでの実務経験(可能であれば既存のSREチームでインターンなど)
# 学習環境構築の例(Linux環境の構築)
# Vagrantを使ったローカルLinux環境の作成

# Vagrantfileの作成
cat > Vagrantfile << 'EOF'
Vagrant.configure("2") do |config|
  config.vm.box = "ubuntu/focal64"
  config.vm.network "private_network", ip: "192.168.33.10"
  config.vm.provider "virtualbox" do |vb|
    vb.memory = "2048"
    vb.cpus = 2
  end
end
EOF

# 環境の起動
vagrant up

# 接続
vagrant ssh

おすすめの学習リソース

  1. 書籍

    • 「SREの探求 - Googleの信頼性エンジニアリングの知恵」(Google著)- SREの基本概念の理解に最適
    • 「実践SRE - サイトリライアビリティエンジニアリングの実際」(David N. Blank-Edelman著)- 実践的な内容が豊富
    • 「Infrastructure as Code」(Kief Morris著)- インフラ自動化の基礎知識に最適
  2. オンラインコース

    • Udemy「Site Reliability Engineering (SRE) Fundamentals」
    • Coursera「Site Reliability Engineering: Measuring and Managing Reliability」(Google提供)
    • Linux Academy「AWS Certified SysOps Administrator Associate」- AWS運用の基礎に最適
  3. 技術ブログとウェブサイト

    • Google SREウェブサイト(sre.google)- SREの原典とも言える情報源
    • Kubernetes公式ドキュメント - コンテナオーケストレーションの基礎学習
    • Stack Overflowで質問・回答を通じた学習
  4. コミュニティとネットワーキング

    • SREcon - SRE専門のカンファレンスへの参加
    • Meetup.comでのDevOps/SRE関連の地域イベント
    • LinkedIn、Twitter上でSREエキスパートをフォロー
  5. 実践的な演習環境

    • GitHub Labsの自動化とCI/CD演習
    • Katacoda - インタラクティブなKubernetes学習
    • AWS Free Tier/GCP Free Tier - 実際のクラウド環境での実践

「見る前に跳べ」ではなく、「小さく始めて大きく成長する」アプローチがSRE習得には効果的です。一度に全てを学ぼうとせず、基礎からステップバイステップで進めることで、着実にSREとしてのスキルとマインドセットを身につけていきましょう。

また、SREの道は技術だけでなく、問題解決アプローチやシステム思考にも大きく関わります。常に「なぜ」を問い、根本原因を探求する姿勢を育てることが、優れたSREへの近道となるでしょう。

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